インタビュー|福岡県糟屋郡の折田歯科医院

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患者さまをお招きして、恥ずかしくない場所にしたいと思っています

当院は1階が駐車場、2階が診療室になっています。そして3階には、私自身が住む予定です。診療室兼、自宅として患者さまをお招きして恥ずかしくない空間作りを心がけました。

痛みが苦手な患者さまにどのような配慮をしていますか?

シンプルに、痛みを抑えた治療を心がけることですね。そのために麻酔の打ち方にこだわっています。
痛みを抑えるコツは、注射を2度に分けることです。まず麻酔液を少量注入した後、その場所をよく揉みます。その後に再度注射をすると、麻酔が深いところまでよく浸透するんですよ。電動の注射器を使う医院も多いのですが、私はあえて手動の注射器にこだわっています。こちらのほうが角度の微調整などの、繊細な動きをするのに適していますからね。
また、怖くてどうしても治療を受ける自信がないという方には、笑気麻酔もご用意しています。これはリラックス作用のある笑気ガスを吸っていただくことで、なかば眠っているような状態で治療が受けられる方法です。保険が適用できるので、お気軽にお申し付けください。

治療器具の衛生管理について、先生のこだわりを教えてください。

治療に使った器具は、まずオゾン水につけてから滅菌器にかけることで、徹底した衛生管理の実現につなげています。
オゾン水というのは殺菌作用のある水のことです。当院ではこのオゾン水を院内で生成し、器具の洗浄や消毒に活用しています。薬品を溶けこませて殺菌作用を持たせているわけではないので、人体に対する影響もほとんどありません。
また、器具は個別にパッキングして、清潔な状態で保存できるようにしました。数を揃えているので、滅菌が間に合わずに使い回すといったこともありません。さらに歯を削る器具は診療台の5倍以上の数を用意しています。衛生管理は、患者さまに快適な治療環境を提供するために、特に注力した部分です。

お手洗いの水も衛生的ですか?

はい、オゾン水の生成機器は医院の水道管とつながっています。そのため、お手洗い用の水にもオゾン水が使われています

院内デザインの自慢できる点について教えてください。

診療台の向かいの窓が、柱のない全面ガラス張りという点です。大きな窓から見える青空は、当院のちょっとした自慢ですね。特に、診療台で仰向けになったときに見える景色はなかなかですよ。
また移動のしやすさも誇れる点の一つだと思います。診療室は2階にあるのですが、エレベーターを設置することで車いすやベビーカーの方でもご利用しやすいように配慮しました。トイレを広くしたのも移動に不自由がないように心を配った結果です。
さらに屋上にはソーラーパネルを設置して、院内の電力の一部をまかなっています。エコな診療室を目指しました。3階を私の自宅にする予定を立てているくらい、医院のデザインは気に入っていますし、ご来院していただいて恥ずかしくない作りにしたつもりです。

患者さまとお話しするときに気をつけていることは何ですか?

お話によく耳を傾けることです。注意深くお聞きすることで、その方が治療に対して本当に求めているものを見つけることができるからです。
「痛みを取ってほしい」「入れ歯を作りたい」「歯の色をきれいにしたい」など、患者さまの望まれていることは人それぞれ異なります。ろくにお話を聞かずに治療を進めてしまっては、その方の気持ちをないがしろにしてしまいかねません。だからこそ、まずは「どうしてほしいのか」をしっかり確認することにしています。
お話をお聞きする以上、患者さまが話しやすい雰囲気を作るのも大切です。私は話し方にも工夫し、患者さまがリラックスできるように心がけています。気兼ねなく、存分にお悩みを打ち明けてほしいと思っています。

患者さまをお待たせしない工夫について教えてください。

予約制なので、お時間通りにいらしてくだされば、それほどお待たせすることはないと思います。
また、患者さまのご要望に柔軟に応えられるように、受付が予約の管理方法を工夫してくれています。例えばキャンセルが出た場合は、もともとその時間帯をご希望されていたけれど、枠が押さえられなかった方に電話でお知らせします。当院が、患者さまにとって通いやすい歯科医院であれば良いと思っています。

スタッフの自慢できる点を教えてください。

治療を受け持つスタッフは全員、歯科衛生士です。つまり、その全員が治療に関わる国家資格を持っているということです。
歯科医院では、資格を持っていないスタッフは患者さまのお口に触れられません。その点において、歯科衛生士が多い環境というのは大きなメリットになります。治療に関わる人間が多いことは待ち時間の短縮や、より良い治療につながると思っています。